刑事弁護人としての活動の多くは情状弁護である。その結果は晴れやかな無罪判決ではないし、一見すると成果がなかったように見えることもある。しかし、情状弁護には、弁護人が自ら新しい発想で多彩に活動をする余地が広がっている。量刑を下げる活動も、更生に資する活動も、答えは1つではない。弁護活動の選択肢は無限に考えうる。本書では、そのうちのいくつかのアイディアを収録した。情状弁護の創造性を体験し、日々の弁護実践に活かすとともに、さらなる可能性を追求してほしい。
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情状弁護とは 任意捜査 接見 取調べ対応 身体拘束からの解放 不起訴に向けた弁護活動 略式手続・即決裁判 公判準備としての弁護活動 保釈 生活環境の調整 被害者対応 証拠収集 公判手続 一部執行猶予 被害者参加 反省 依存症 上訴 判決後の活動 司法取引 犯罪類型からみた弁護活動 インタビュー 村木一郎/金杉美和/秋田真志 |
(2019年10月15日公開)