公文書の取扱いが問題となっている。隠蔽・改ざん・廃棄・非記録化が頻繁に行われ、政策判断にあたって必要とされる情報の信頼性が確保されていない。この状態が恒常化すれば、民主主義の崩壊につながる。公文書管理のどこが問題なのか、どうすればよいのかを考える。
第1部 国家権力による情報独占と公文書をめぐる事件
第2部 日本の公文書管理体制
第3部 私たちの身近な暮らしと関係する公文書
第4部 求められる公文書管理制度
【朝日新聞 読書欄 2019年7月13日 掲載】
(2019年04月26日公開)