18・19歳非行少年は、厳罰化で立ち直れるか


18・19歳非行少年は、厳罰化で立ち直れるか

本体2,500円+税

片山 徒有   / 伊藤 由紀夫   / 川村 百合   / 佐々木 央   / 佐々木 光明   / 新倉 修   / 八田 次郎   / 鄭 裕靜   / 森野 俊彦 編著

少年法の改正案が提出された。法案には、18・19歳を「特定少年」として、罪を犯した18・19歳を原則検察官送致(逆送)する犯罪の範囲拡大(厳罰化)や起訴されれば実名報道を可能とすることなどが盛り込まれた。少年法は、5度目の改正でますます厳罰化へ向かうことになる。本書は、少年事件事例や少年院出院者の発言などを踏まえて、元家裁裁判官、元家裁調査官、元少年院院長、弁護士らが、法案の問題点を検討する。少年法における非行少年の立直りなど教育的機能を守るにはどうしたらよいかを考える。

【巻頭座談会】厳罰化に大きく踏み出した少年法「改正」──18・19歳を「特定少年」とする改正案の問題点と今後の課題

第1部 18・19歳非行少年の現状と少年法改正

第2部 Q&A 18・19歳非行少年の立直りと少年法

第3部 18・19歳の少年事件事例集 立ち直った元少年たち

第4部 座談会/少年院出院者は語る 痛みを知る人こそ活躍できる社会に

第5部 一言メッセージ集 少年法はもっと生かせる!(各界56名の発言)

【資料篇】少年法改正に反対する声明等

(2021年05月11日公開) 


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