韓国の現職裁判官、チョン・ジョンホ氏の『私が出会った少年について』が日本で翻訳出版

「非行少年たちが置かれた状況と環境に関心を持ってください」 　このほど、現代人文社より、『私が出会った少年について──韓国の少年事件裁判官が語る、子どもたちとの歩み』が出版された。本書は韓国で、2021年に出版された、『 […]

『記者がひもとく「少年」事件史──少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す』

　未成年者という概念は法分野によって一様ではない。とくに刑事法分野では、2021年の少年法改正で、18・19歳の少年を「特定少年」とすることが新たに加えられた。近年、この「少年」の捉え方や取扱い方に関する著作は、枚挙に暇 […]

子どもに「信じてくれる人を裏切ってはいけない」と思ってもらう

野口善國

１　子どもに親身になって寄り添う 國富　野口先生はこれまで、多くの少年事件に携わってこられていますが、少年事件に携わりたいと思うようになったきっかけは何でしょうか。 野口　私は大学生の頃に、森田宗一判事の「非行少年の友達 […]

元裁判官有志177名が少年法適用年齢引下げ反対の意見書を法制審議会に提出

　法制審議会少年法・刑事法（少年年齢・犯罪者処遇関係）部会で、2017年２月から、少年法の適用年齢を20歳未満から18歳未満に引下げるかどうかについて、再犯防止を目的とする多様な刑事政策的措置とともに、議論が進んでいる。 […]