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カレーヒ素事件民事裁判一覧

カレーヒ素事件民事裁判と関連する記事の一覧です。

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第4回 - 河合潤 京都大学名誉教授

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（下）

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（下）

河合潤 京都大学名誉教授

10　1984年「陸水」の論文 　山内助教授が，まさに林頭髪鑑定方法そのものを用いて，温泉水や河川水や土呂久鉱山坑内水などの「陸水」のヒ素分析を行ったところ〔山内ら，陸水中砒素の化学形態，日本公衛誌，31, 357 （1 […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第4回 - 河合潤 京都大学名誉教授

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（中）

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（中）

河合潤 京都大学名誉教授

７　大阪地裁民事裁判田口判決（2022）の複雑な「回収率」の説明 　第２節で田口判決（2022）から波下線で引用した文章は難解だ．しかし，田口判決は，山内鑑定の問題点を適切に指摘しているので，ここで詳しく説明しておきたい […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第4回 - 河合潤 京都大学名誉教授

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（上）

林真須美頭髪に３価無機ヒ素を検出したとされる山内鑑定は「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（上）

河合潤 京都大学名誉教授

１　前回までの連載のまとめ 　連載第2回で触れた通り，聖マリアンナ医科大学山内博助教授（鑑定当時）は，㋑シンクロトロン放射光を用いて林真須美頭髪の48ミリの位置にヒ素の局在を検出し（1998.12.16），㋺原子吸光分析 […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第3回 - 河合潤 京都大学名誉教授

林真須美頭髪48ミリに局在する ヒ素検出に対する不正な判決と その連鎖（上）

林真須美頭髪48ミリに局在する ヒ素検出に対する不正な判決と その連鎖（上）

河合潤 京都大学名誉教授

１　前回のまとめと補足 　複数の読者から，連載第１回（上・下）はわかりやすかったが，それに比べて連載第２回（上・下）は，内容が難しいというコメントをもらった．そこで，今回の連載第３回は，前回のまとめと補足から始めたい． […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第3回 - 河合潤 京都大学名誉教授

林真須美頭髪48ミリに局在する ヒ素検出に対する不正な判決と その連鎖（下）

林真須美頭髪48ミリに局在する ヒ素検出に対する不正な判決と その連鎖（下）

河合潤 京都大学名誉教授

５　確定第１審における検察の論告（2002） 　福田検事は第１次再審請求審の「鑑定請求に対する意見書」において，「48ミリ」を有効だとしていたことを前節で述べた．それなら，確定第１審の検察の論告がどうだったか気になる．検 […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第2回 - 河合潤 京都大学工学研究科教授

林真須美頭髪鑑定は，鑑定人が「自ら測定を行ったものではない」「その正確性に疑問があるというべきである」「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（下）

林真須美頭髪鑑定は，鑑定人が「自ら測定を行ったものではない」「その正確性に疑問があるというべきである」「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（下）

河合潤 京都大学工学研究科教授

５　無実の証拠の削除 　第１節で，山内助教授が㋑と㋺という「二つの高精度な砒素分析において，異常な砒素を共通して検出し一致した」（甲63p.5）と結論したことを引用した．「共通して検出し一致した」理由は，一致しないデータ […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第2回 - 河合潤 京都大学工学研究科教授

林真須美頭髪鑑定は，鑑定人が「自ら測定を行ったものではない」「その正確性に疑問があるというべきである」「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（上）

林真須美頭髪鑑定は，鑑定人が「自ら測定を行ったものではない」「その正確性に疑問があるというべきである」「どの程度確立しているかについて不明確な点も残る」（上）

河合潤 京都大学工学研究科教授

１　カレーヒ素事件の頭髪鑑定 　聖マリアンナ医科大学山内博助教授（鑑定当時）は，1998年12月に，㋑４mm幅のX線ビームを用いた放射光蛍光X線分析によって，林真須美の１本の頭髪の切断端から48〜52mmの区間（以下では […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第1回 - 河合潤 京都大学工学研究科教授

有罪の根拠となったヒ素鑑定が「妥当性を欠く」「正確性を欠く」「一部前提を欠く」鑑定だったことを認めた判決（下）

有罪の根拠となったヒ素鑑定が「妥当性を欠く」「正確性を欠く」「一部前提を欠く」鑑定だったことを認めた判決（下）

河合潤 京都大学工学研究科教授

６　鑑定のカンニングを認めた民事裁判判決 　「中井第３鑑定」の対象は，「住友金属鉱山株式会社別子事業所東予工場」において1999年２月３日〜３月19日にかけて製造された25個のドラム缶の亜ヒ酸だった．同工場では，25個の […]

和歌山カレー事件
刑事裁判のヒ素鑑定の誤りを見抜いた民事裁判
第1回 - 河合潤 京都大学工学研究科教授

有罪の根拠となったヒ素鑑定が「妥当性を欠く」「正確性を欠く」「一部前提を欠く」鑑定だったことを認めた判決（上）

有罪の根拠となったヒ素鑑定が「妥当性を欠く」「正確性を欠く」「一部前提を欠く」鑑定だったことを認めた判決（上）

河合潤 京都大学工学研究科教授

１　カレーヒ素事件民事裁判 　和歌山市の自治会夏祭りのカレー鍋に大量の亜ヒ酸が混入され，死者４人を含む多数の被害者を出したカレーヒ素事件（1998.7.25）では，林真須美が犯人として逮捕され，和歌山地裁で死刑判決（20 […]