『記者がひもとく「少年」事件史──少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す』

　未成年者という概念は法分野によって一様ではない。とくに刑事法分野では、2021年の少年法改正で、18・19歳の少年を「特定少年」とすることが新たに加えられた。近年、この「少年」の捉え方や取扱い方に関する著作は、枚挙に暇 […]

刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典〔第２版〕

この用語わかりますか？「こんにゃく」「れんが」「ちょうば」用語だけでなく仕草の章も新設。近時の法改正にも対応し、用語1500以上を収録してアップデート!! 弁護士が接する依頼人たちは、それぞれ特有の隠語や業界用語を使用す […]

季刊 刑事弁護116号

［特集］故意を問い直す

少年事件ビギナーズver.2.1

2000年以来、数次にわたる少年法改正がなされ、少年法の健全育成理念との整合性が問われる制度が導入された。 この間に行われた、少年法の適用年齢の引下げをめぐる議論と、2022年4月の民法の成年年齢引下げ、2021年改正少 […]

『死刑問題に関する文献目録』

その時代時代の各論者、論客の関心・問題意識を知る 　本書は、表題通り、死刑存廃問題に関する文献を編纂したものである。辻本衣佐（明治大学法学部兼任講師）が、「死刑に関する文献」と題して、全国犯罪非行協議会（NCCD JAP […]

見直そう！再審のルール

そもそもどうして冤罪が生まれるのか、その原因に迫り、そして、ひとたび間違って有罪判決を受けると、そこから救済されるのに何十年もかかってしまう現在の日本の再審制度の問題点を解説。日本の再審制度は機能不全に陥っており、「再審 […]

季刊 刑事弁護115号

［特集1］司法面接を問う［特集2］弁護士事務所の捜索差押えと押収拒絶――東京地判令4・7・29の検討

警備業法の論点

半世紀以上にわたって警備業法が存在しているにもかかわらず、警備業法を主題とする書籍は、一般社団法人全国警備業協会『警備業法の解説』と、古賀貞男著『実務者のための逐条警備業法解説』の２点しかない。いずれも実用性を重要視した […]

難民研究ジャーナル第12号

特集：難民・強制移動とジェンダー/セクシュアリティ

『死刑制度論のいま──基礎理論と情勢の８つの洞察』

死刑存廃論の最新の現状とその理解が得られる一冊 　本書は、判例時報2426号（2020年）から開始した「連載　死刑制度論のいま──基礎理論と情勢の多角的再考」を加筆・修正して単行本化したもので、「第１章　巻頭言」に始まり […]

季刊 刑事弁護114号

［特集１］控訴審を活かす［特集２］当番弁護士30年――これからの改革課題と展望［特集３］ビデオ証言をめぐる法と心理学

親告罪の現代的意義

近年、日本法において性犯罪、ストーカー行為罪、著作権侵害罪、営業秘密侵害罪があいついで非親告罪化された。もっとも、この非親告罪化の潮流は、学理において注目を集めることはなく、多くの問題を有しながらも、検証がなされないまま […]

赤ちゃんの虐待えん罪

日本で虐待疑惑があるとSBS/AHT仮説に基づいて親子分離や捜査が進められるが、海外ではその仮説には問題があるとされ、多くの人が冤罪被害に遭っている。SBS/AHT仮説に基づく虐待疑惑には慎重に対応すべきであり、根本的に […]

非行少年の被害に向き合おう！

被害が加害を生み、そして被害を生む数々の被害を受けた少年たちが、非行へと走っていく。非行少年に積み重ねられた被害にたいする支援の必要性を考える。   非行少年に関わってきた専門家が、非行少年に積み重ねられる被害にスポット […]

入管解体新書

外国人収容施設に収容されて「こころ」と「からだ」を蝕まれた移民・難民の診察・治療に携わりつつ、彼ら/彼女らの支援や入管の問題にも長年、取り組んできた医師が、これまでに見たこと・聞いたことを多くのデータとともに記録。社会の […]