11月7日(木)、今西事件に関するシンポジウムが、IPJ学生ボランティア主催で、大阪・梅田で開催される。
今西事件の被告人である今西貴大さんは2017年12月、養女(当時2歳)の「頭部に何らかの方法によって強度の衝撃を与える暴行」によって死亡させたとして傷害致死罪などで起訴された。
こうした事例は、揺さぶられっこ症候群(Shaken Baby Syndrome=SBS)あるいは虐待性頭部外傷(Abusive Head Trauma=AHT)と称される仮説に基づいて医師が判断し、児童相談所や警察で虐待として立件されてきた。しかし、近年、SBS/AHT仮説はアメリカ、イギリス、カナダ、スウェーデン、ノルウェー、フランスなど多くの国で、疑問が指摘されるようになり、日本でもSBSを疑われた事例で無罪判決が相次ぐようになった。
今西さんと弁護団は、医学的見地からこの仮説を徹底的に批判して無罪を主張したが、一審・大阪地裁の裁判員裁判では2021年3月、今西さんの犯行と認定し有罪判決。その後、大阪高裁に控訴していたが、今年5月に結審。そして、7月26日に今西さんは保釈された。その判決が11月28日にある。
このシンポジウムは、今西さんが経験してきたことや今西さんご自身の人柄について、より多くの人に伝えるため、イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)の学生ボランティアが企画したものである。
◯テーマ:今西貴大さんが経験してきたこと、私たちが取り組んできたこと
◯日時:2024年11月7日(木)18:00~20:00(開場17:45)
◯場所:AP大阪駅前内 APホールII
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1−12−1 東京建物梅田ビルB1F
*JR大阪駅から徒歩2分
◯申込み方法:要お申込み、参加無料
申込み、問合せはこちらから。
◯プログラム:
1.はじめの挨拶
2.IPJ/IPJ学生ボランティアの活動内容について
3.今西事件の概要
4.対談………川﨑拓也(弁護団主任弁護人、IPJ理事)、今西貴大
コーディネート 赤澤竜也(ジャーナリスト)
5.IPJ学生ボランティアと今西事件
6. 支援者からの挨拶………菅家英昭(今西貴大さんを支援する会代表)など
7.弁護団から支援のお願いと御礼………川﨑拓也、秋田真志、西川満喜、湯浅彩香、川﨑英明
8.挨拶………今西貴大
◯主催:IPJ/IPJ学生ボランティア
(2024年10月30日公開)