11月20日より、グループKが、袴田事件をテーマに「反骨」を公演


 死刑冤罪の袴田事件は、2024年10月9日、検察が上訴権を放棄し、無罪判決が確定した。最近、巖さんと姉の秀子さん(91歳)の生きざまをつぶさに描いたドキュメンタリー映画『拳と祈り―袴田巖の生涯―』が、公開された。

 また、11月20日より、東京・中野で、劇団・グループKが、袴田事件をテーマとした演劇『反骨』を公演する。

 1966年6月30日。静岡県清水市の味噌製造会社「こがね味噌」で専務一家4人の惨殺・放火事件が起こった。その容疑者としていち早く浮かび上がったのは「こがね味噌」従業員で元ボクサーの袴田巖さん30歳だった。

 確たる証拠もないまま、強盗殺人罪で逮捕され、常軌を逸する地獄の取調べの末、自白。そして、不当な死刑判決。死刑囚として44年にわたる無罪への戦いは袴田姉弟のみならず、あらゆる人たちの苦悩と「反骨」の歴史でもあった。事件から58年。そこには、許されざる権力の悪魔が潜んでいた──。袴田事件、そして袴田巖さんは、この劇の中でどのように描かれるか、待ち望む。

◯テーマ:グループK第17回公演「反骨」(作・演出:香川耕二

◯日時:11月20日(水)~24日(日)
 11月20日(水)19:00
 11月21日(木)14:00/19:00
 11月22日(金)14:00/19:00
 11月23日(土)14:00/19:00
 11月24日(日)14:00
 ※受付開始、開場は開演の30分前

◯劇場:スタジオあくとれ
 JR、東京メトロ東西線 『中野駅』南口より徒歩3分

◯チケット(前売・当日共)
 ・指定席 5,000円  ・自由席 4,500円
 ・10月1日(火)10:00~予約開始
  こちらから予約ください。

◯出演者:小川よりこ、石田武、こばやしあきこ、渡邉秀夫、浅倉洋介、大川敦司、車力啓志朗、庭野紗也、香川耕二、江上真悟、坂元貞美

◯スタッフ:
 舞台監督/島洋三郎  照明/光田卓郎
 音響/宮崎淳子  音楽/中村夏子
 題字(チラシ) /江上真悟  宣伝写真/綿貫信孝
 チラシデザイン/翠-sui-  制作/グループK

◯問い合わせ先:グループK 電話:090-6308-5736

◯協力:リベルタ、(株)クロスポイント、A.K.I.corporation、(株)ハルク・エンタテイメント、合同会社・現代、エクサプローズPro.、劇団EASTONES、スタジオフォト・1、袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会・山崎俊樹、袴田さん支援クラブ・猪野待子

(2024年10月25日公開)


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