6月2日、刑事法学フォーラムが、「いま死刑と再審を問う」を開催


 刑事法学フォーラム(共同代表:石塚伸一・松宮孝明・三島聡)は、研究集会「いま死刑と再審を問う」を明治大学・駿河台キャンパス(東京)で開催する。

 日野町事件袴田事件など再審開始決定や大阪地裁3死刑関連訴訟(再審中の死刑執行による弁護権侵害、当日告知・即日執行の死刑実務、そして絞首による死刑執行などを争う民事訴訟)などを契機に、日本の死刑と再審をめぐる問題状況は大きく動き始めた。

 日弁連や再審法改正をめざす市民の会など市民団体は、刑事再審法の提出を目指した運動を展開している。

 このような中、2023 年 3 月 13 日の袴田巌さんの再審開始決定は、各方面に大きな影響を及ぼすことは必至である。

 刑事法学フォーラムに参加している刑事法研究者は、法律実務家等とともに、理論と実践という視点から、現在進行形の「死刑と再審」に関する情報を共有し、議論を活性化していく責務があると考えている。

 そこで、日本刑法学会第 101 回大会(早稲田大学)の前日に当たる6月2日 に、刑事法に関心を持つ研究者および実務家が集まり、この問題について議論をする場を持つことになった。

 なお、当日の報告は、加筆修正されて『季刊刑事弁護』に収録される予定である。

○テーマ:「いま死刑と再審を問う」

○日時:2023年6月2日(金)18:00〜20:15 

○会場:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1階・1012教室
 https://www.meiji.ac.jp/ksys/classroom/room.html?id=LT_cam_large&rm=L1012 

○問題提起:
 ・再審問題の現状と課題………渕野貴生(立命館大学大学院法務研究科教授)
 ・死刑問題の現状と課題………佐藤舞 (モナッシュ大学エレオス・ジャスティス所長) 

○指定討論者:鴨志田祐美(京都弁護士会) ・戸舘圭之(第二東京弁護士会)・宇野裕明(大阪弁護士会)

○問い合わせ:三島聡(電話:06-6605-2313)

(2023年05月15日公開)


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