3月18日、成城大学治療的司法研究センターが、拘禁刑に関するシンポジウムを開催


 3月18日、成城大学治療的司法研究センターは、センター設立5周年を記念して、創設された拘禁刑に関するシンポジウムを、同大学で開催する。

 2022年6月、「刑法等の一部を改正する法律」が成立し、2025年から施行される見通しである。改正法では、「個々の受刑者の特性に応じた柔軟な処遇を可能とするため、懲役・禁錮を廃止し、これらに代えて拘禁刑を創設すること」が決まった。刑の種類が変更されるのは、1907(明治40)年以来のことである。

 改正された刑法12条3項では「拘禁刑に処せられた者には、改善更生を図るため、必要な作業を行わせ、又は必要な指導を行うことができる」と定められている。作業と指導がいずれも改善更生のための手段とされ、両者を組み合わせることによる効果的な処遇が目指されることになる。

 このシンポジウムでは、2025年には始まる拘禁刑時代における処遇のあり方や一本化が量刑実務に及ぼす影響について検討する。

○テーマ:新しい拘禁刑は何をもたらすか?——“新しい時代の処遇のあり方はどう変わるのか? 刑事裁判における量刑はどうなるのか?”

○日 時:2023年3月18日(土)13:30〜16:30

○場 所:成城大学3号館地下003教室

○参加費:無料・事前登録不要

○登壇者
 ・基調講演………中島学(前・法務省札幌矯正管区長)
 ・パネル討論者………國井恒志(静岡地裁判事)、田鎖麻衣子(弁護士)、東本愛香(千葉大学特任講師)、中島学(前・法務省札幌矯正管区長)
 ・ファシリテータ………城下裕二(北海道大学教授)、丸山泰弘(立正大学教授)

 *会場内ではマスクを常時着用し、発熱の場合は来場をお控えいただくなど感染対策にご協力ください
 *大学内には駐車スペースはありません。公共交通機関でお越しください。

○チラシ→https://www.seijo.ac.jp/events/jtmo420000017may-att/jtmo420000017mdh.pdf

○主催:成城大学治療的司法研究センター

○協賛:科学研究費補助金・基盤(A)「脱刑事罰処理を支える「治療法学」の確立に向けた学融的総合的研究」19H00572

○問合せ先:成城大学治療的司法研究センター 
 Tel. 03-3482-9505 E-mail: rctj@seijo.ac.jp

(2023年03月06日公開)


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