5月20日、第10回刑事法学フォーラムを関西学院大学で開催


 第100回刑法学会は、ハイブリッド形式で5月21日、22日両日、関西学院大学で行なわれる。これに先立って、刑事法学フォーラム(共同代表:浅田和茂・川﨑英明・白取祐司・土井政和)は、5月20日(金)午後6時から午後8時20分まで、関西学院大学上ヶ原キャンパスで開催される。

 2000年代に入ってから刑事立法・少年立法が活発化している。そこで、今回のテーマは「刑事立法の動向とそのあり方」である。最近の刑事立法には、市民的自由や刑事人権の拡充・強化に資する側面と治安維持・刑罰権力強化や捜査・訴追権限の拡充・強化に資する側面とが絡み合う二面的容貌があり、評価と対応が難しい状況も登場している。特に性刑法や刑事司法改革の問題でそうした状況が顕在化しているようにみえる。そうした近時の刑事立法について、少年立法も含めて、(政治的、社会的、理論的観点を含む)刑事立法・少年立法のあり方論の視点から各立法の内容を検証し評価してみようというのが今回のテーマ設定の趣旨である。

 しかし、刑事立法・少年立法のあり方論といっても、その具体的内容は論者によって異なる。そこで、各報告者が、それぞれの視点から、各法改正について評価と課題を提示して、そこから刑事立法・少年立法のあり方をどう考えていくべきかを議論する。      

 なお、コロナ禍の状況によってはフォーラムが中止される場合がある。

○日時:2022年5月20日(金)午後6時〜午後8時20分

○会場:関西学院大学上ヶ原キャンパスB号館302教室
 〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155

○報告:テーマ/刑事立法の動向とそのあり方
・性刑法の改正………嘉門 優(立命館大学)
・2000年代の刑事訴訟法改正………石田倫識(愛知学院大学)
・2000年代の少年法改正………山崎俊恵(広島修道大学)

○問合せ先:川﨑英明 電話:06-6313-1545(しんゆう法律事務所)

(2022年05月12日公開)


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