10月23日、監獄人権センターは、オンラインセミナー「拘置所カルテ開示訴訟から考える被収容者の個人情報保護、医療を受ける権利」を開催する。
東京拘置所の未決拘禁者が、刑事施設内での自己の診療記録(カルテ)の開示を拘置所に対して求めたが、請求を受けた東京矯正管区長は、「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律」第45条1項の適用除外(刑事事件に係る裁判などにかかる個人情報)を理由に拒否した。その後、未決拘禁者は「開示をしない」との同決定の取消しを求めて裁判を起こした。一審、控訴審では、適用除外として不開示を適法としたが、最高裁判所は、2021年6月15日、〈刑事施設内での診療記録(カルテ)は適用除外にあたらず〉と、画期的な判決を下した。
このセミナーでは、この訴訟の代理人弁護士などが、裁判の経過とその成果、残された課題、さらに今後の刑事施設内で医療を受ける権利のあり方などについて詳しく解説する。
○日時:2021年10月23日(土)午前10時~12時
YouTube LIVEによるオンライン開催
○講師:木本茂樹(弁護士、拘置所カルテ開示訴訟原告代理人)
三宅弘(弁護士、元総務省行政機関等個人情報保護法制研究会委員)
福島みずほ(参議院議員、元参議院個人情報の保護に関する特別委員会委員)
司会:海渡雄一(弁護士・監獄人権センター代表)
*都合により、登壇者は変更になる場合がある。
○参加費:無料・申込不要で誰でもご参加できる。
参加URL:https://youtu.be/bC9gXZxFSB4
○主催:監獄人権センター
○イベントに関するお問い合わせ:名前を明記のうえ、メールで監獄人権センター まで。
メール:info@prisonersrights.org
(info@prisonersrights.org からのメールを受信できるよう、設定をご確認)
○イベントの詳しい内容は、こちらでご確認ください。
(2021年10月15日公開)