12月16日 SBSえん罪・山内事件を振り返る集会


 無実の祖母はなぜ「犯人」にされたか。
 今年の10月25日、大阪高等裁判所(村山浩昭裁判長)は、生後2カ月の孫の女児を揺さぶり、死亡させたとして祖母の山内泰子さん(69歳)が傷害致死罪に問われた事件で、一審有罪判決(懲役5年6月の実刑)を破棄し、山内さんに逆転無罪判決を言い渡しました(検察の上告断念で無罪が確定)。

 弁護団は、女児には静脈洞血栓症という病気があった可能性があることを明らかにしました。控訴審判決は医師の証言などから、女児は脳の疾患により死亡した可能性が否定できないと判断しました。

 医師による「揺さぶられっ子症候群(SBS)」の診断によって、親が訴追されて有罪判決を受けたり、親子が分離されたりする事案が日本全国で相次いでいます。

 本報告会では山内さんの事件を弁護団とともに振り返ることで、本件におけるえん罪の原因を明らかにし、社会に警鐘を鳴らします。

○日時:2019年12月16日(月) 午後6時から8時(開場5時50分)

○会場:リファレンス 大阪駅前第4ビル23階 2307会議室
〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目11-4大阪駅前第4ビル23階 TEL06-6136-6186

  • ○ プログラム:
    • 開催趣旨………陳愛(弁護士、SRP)
    • 弁護団報告………我妻路人(弁護士、SRP)・秋田真志(弁護士、SRP共同代表)・辻亮(弁護士、SRP)
    • おわりに………笹倉香奈(甲南大学、SRP共同代表)
    • *司会/古川原明子(龍谷大学)・宇野裕明(弁護士会、SRP)


○問合わせ先:SBS検証プロジェクト《事務局》川上博之
 ゼラス法律事務所TEL 06-6316-3100

○主催:山内泰子さん弁護団、SBS検証プロジェクト(SRP)
○共催:龍谷大学犯罪学研究センター・科学鑑定ユニット、えん罪救済センター、甲南学園平生記念人文・社会科学研究奨励助成「児童虐待事件における冤罪防止のための総合的研究」

○チラシ:リンク添付

(2019年11月29日公開)


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