5月11日、シンポジウム「現場から考える裁判員裁判」、東京で開催


 裁判員制度は、2009年5月の実施から16年が経過している。この間、年間1,000件前後の裁判員裁判が行われ、13万人ほどが裁判員・補充裁判員を務めている。2022年から裁判員に選ばれる年齢は20歳以上から18歳以上へ下がった。国外では、韓国が2008年から国民参与裁判制度を、台湾が2023年から裁判員制度に似ている国民法官制度を、それぞれ開始している。

 シンポジウムでは、裁判員裁判の現場に関わってきた法律関係者、新聞記者や裁判員経験者の視点から、これまての裁判員制度の歩みを振り返り、裁判員裁判の実情や展望などについて意見交換を行い、あらためて裁判員裁判について理解を深め、考える。

 なお、裁判員経験者の田口真義さんが、裁判員経験者にインタビューした「裁判員のはらの中」が本サイトで連載中である。

◯5月11日(日)13時〜16時30分
◯シンポジウム「現場から考える裁判員裁判」

◯会場:専修大学神田キャンパス10号館6階10062とオンライン配信

◯参加費:無料

◯申込み方法:こちらから申し込む。

◯プログラム:
【第1部】報告と意見交換―裁判員裁判のこれまでの歩み
 ・裁判員裁判のこれまでと台湾の国民法官裁判からの学び ………飯考行(専修大学教授・裁判員ラウンジ)
 ・主婦が裁判員をつとめて感じ考えたこと………裁判員経験者
 ・裁判員制度により刑事裁判はどのように変わったか………西村健(弁護士・裁判員 ACT)、コーディネーター:大城聡(弁護士・裁判員ネット)
【第2部】座談会/裁判員裁判の実情と展望………半田靖史(元裁判官・弁護士)、久保有希子(弁護士)、中山岳(東京新聞記者)、裁判員経験者 、コーディネーター:牧野茂(弁護士・裁判員経験者ネットワーク

◯チラシはこちら

◯主催:裁判員経験者ネットワーク、裁判員ネット、裁判員ラウンジ、専修大学法学研究所

◯後援:社会福祉法人大阪ボランティア協会 “裁判員ACT”裁判への市民参加を進める会、陪審裁判を考える会、Lay Judge Community Club 〜裁判員経験者によるコミュニティ〜

◯問合せ先:飯考行(専修大学) メールアドレス:iit@isc.senshu-u.ac.jp

(2025年04月30日公開)


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