2024年9月26日に袴田事件で再審無罪(確定)、10月23日に福井女子中学生殺害事件で再審開始決定。どちらも検察官の証拠隠し、警察と検察の証拠の捏造が証拠上明らかになり、誤判救済を導いたといえる。再審法改正をめざす市民の会(RAIN)は、両事件の教訓を生かして、再審法改正はもちろん、捜査手続のあり方を含む刑事司法改革を展望する集会を開く。
法務省にある「改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会」の第16回会議が11月16日開かれている。議題は、①取調べの録音・録画制度等と②再審請求審における証拠開示等であった。しかし、袴田再審無罪に対する控訴断念時の検事総長談話に見られるように不徹底な謝罪からは、冤罪原因の十分な検証や再審法改正の実現は期待できない。
今こそ、国会内に、誤判原因の究明と再審法改正に関する特別委員会を設置すべきである。
◯テーマ:国会内集会「袴田無罪から再審法改正へ 国会で冤罪原因を究明し 改革を」
◯日時:2024年12月19日(木)12:00〜13:30(11:30開場)
◯場所:衆議院第1議員会館 第1会議室(ライブ配信あり)
https://youtube.com/live/t3iuQ71xjvQ?feature=share
◯プログラム:
・記念講演 世界の誤判原因究明制度から学ぶ………指宿信(成城大学教授、再審法改正をめざす市民の会運営委員)
・特別報告 再審法改正の到達点と実現への課題………鴨志田祐美(弁護士、日本弁護士連合会再審法改正実現本部長代行)
・挨拶………衆参国会議員
◯入場無料。どなたでも参加可
◯申込み方法:事前申込み不要。会場参加の場合は、会館入口にて受付
◯主催:再審法改正をめざす市民の会(RAIN)
(2024年12月12日公開)