12月7日、‟裁判員ACT”裁判への市民参加を進める会が、公開学習会「みんなで考えよう裁判員制度」を大阪で開催


 今年は、裁判員制度15周年である。「もしもじぶんが裁判員になったら」をイメージできるよう、裁判員制度の基本について甲南大学法学部教授・笹倉香奈さんのお話しを動画視聴したのち、改めて、なぜ裁判員制度が導入されたのか、15年間の裁判員裁判をどのように評価するのか、今後の課題と展望などについて、制度設計に深く携わった弁護士の四宮啓さんとともに考える。

◯日時:2024年12月7日(土)14:00~17:00(開場:13:45~)

◯開催方法と会場:対面(オフライン)会場のみ
 市民活動スクエア「CANVAS谷町」セミナー室1・2

◯参加費:無料(活動応援寄付を開場にて任意で受け付る)

◯定員:40人(定員になり次第、締め切る)

◯対象:関心のある人ならどなたでも参加できる。初心者歓迎。

◯申込方法:「裁判員ACT2024公開学習会申込フォーム」より申込む。

◯プログラム:
・第1部「裁判員制度の基本を知る」………講師:笹倉香奈(甲南大学法学部教授)※動画出演予定
・第2部「裁判員裁判の、『はて?』」………講師:四宮 啓(東京弁護士会)
・第3部「深掘り『裁判員裁判』」………四宮 啓とのトークセッション
  聞き手:西村健さん(大阪弁護士会)と裁判員ACTメンバー

◯主催:大阪ボランティア協会‟裁判員ACT”裁判への市民参加を進める会(担当:永井)

【講師プロフィール】
笹倉香奈(ささくら・かな)
 甲南大学法学部教授。東京大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。甲南大学教授。専門は刑事訴訟法。在外研究でアメリカに留学中、ワシントン大学のイノセンス・プロジェクトの活動に参加。えん罪救済のための活動がアメリカの刑事司法を大きく変えたことを見て、日本でも同様の活動を立ち上げられないかと考える。帰国後、イノセンス・プロジェクト・ジャパンを設立し、現在は事務局長。イノセンス・プロジェクト・ジャパンのほか、子ども虐待えん罪の救済に焦点をあてたSBS検証プロジェクトの共同代表を務める。
四宮 啓(しのみや・さとる)
 弁護士(東京弁護士会)、國學院大學名誉教授。1952年、千葉県生まれ。1981年、弁護士登録。1994年、カリフォルニア大学客員研究員。2001年~司法制度改革推進本部「裁判員制度・刑事検討会」委員。2004年~早稲田大学法科大学院教授。2009年~國學院大學法科大学院教授。
西村 健(にしむら・たけし)
 弁護士(大阪弁護士会)。1958年、大阪府生まれ。1984年、弁護士登録。裁判員制度の制度設計当時、日弁連司法改革調査室非常勤嘱託(裁判員担当)。

(2024年12月04日公開)


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