11月12日(火)、東京都内の弁護士会館で、シンポジウム「死刑廃止の実現を考える日2024〜袴田事件・飯塚事件からみた死刑問題〜」が、日本弁護士連合会の主催で行われる。
10月9日に再審の無罪判決が確定した袴田事件。今年6月5日に第二次再審請求が棄却され、抗告中の飯塚事件。ともに死刑再審事件である。
40年以上毎日死刑執行の恐怖にさらされ精神を病むに至った袴田巖さん、えん罪を叫びながら死刑執行された久間三千年さんの苦悩や無念を考えると、誤判が避けられない現在の裁判制度の中で、死刑制度の存続は許されるのか。
このシンポジウムでは、袴田事件・飯塚事件を取り上げ、事件の概要や、裁判の経過を振り返り、死刑制度について考える。
また、「日本の死刑制度について考える懇話会」についての報告もある。
◯テーマ:死刑廃止の実現を考える日2024〜袴田事件・飯塚事件からみた死刑問題〜
◯日時:2024年11月12日(火)17:30〜20:00
◯場所: 弁護士会館(東京・霞ヶ関)17階1701会議室・Zoomウェビナー併用
◯参加費: 無料 ・どなたでも参加可
◯申込み方法:会場参加は定員に達したため、オンラインでの参加のみ。
オンラインでの参加の申込みはこちらから。
◯プログラム:
1.袴田事件についての報告………小川秀世(弁護士、袴田事件弁護団事務局長)
2.インタビュー「袴田さんが経験した死刑確定者の処遇の実態」………小川秀世(弁護士)、袴田ひで子さん(袴田事件再審請求人)
3.飯塚事件についての報告………徳田靖之(弁護士、飯塚事件弁護団長)
4.「日本の死刑制度について考える懇話会」の報告………中本和洋(弁護士、日本の死刑制度について考える懇話会委員)
◯チラシはこちら。
◯主催:日本弁護士連合会
◯問合わせ先:日本弁護士連合会 法制部法制第二課
TEL. 03-3580-9875
(2024年11月08日公開)