9月11日、北海道弁護士会連合会が、市民集会・日弁連再審法改正全国キャラバン「時は来た!今こそ再審法改正を!〜9・26袴田事件判決が迫る今、再審制度の問題点を明らかに」を札幌市内で開催


 9月26日、長い間えん罪で苦しみ続けてきた袴田巖さんの再審公判が、いよいよ判決を迎える。

 袴田さんは、事件発生の1966年に逮捕され、2014年に静岡地裁で第3次再審請求審で再審開始決定が出されるまで、48年間身体を拘束され、死刑の恐怖におびえていた。

 刑事訴訟法の再審規定が大正時代からほとんど変わらない状況のもとで、再審手続の整備が急務の課題であり、弁護士会では、再審法改正を年内に実現するための活動を大車輪で進めている。

 判決を目前にしたこの日、袴田巖さんの映画上映を行い、袴田事件弁護団や姉の袴田ひで子さんに判決を前にしたお話を伺い、映画監督の周防正行さんには、映画「それでもボクはやってない」から、現在共同代表を務めている再審法改正をめざす市民の会での取組み等についてお話しいただき、ディスカッションで再審法改正の必要性について、参加者とともに深める。

◯テーマ:市民集会・日弁連再審法改正全国キャラバン「時は来た!今こそ再審法改正を!〜9・26袴田事件判決が迫る今、再審制度の問題点を明らかに」

◯日時:9月11日(水)18:00〜20:00

◯場所:札幌エルプラザ3階大ホール(札幌市北区北8条西3丁目)

◯対象:どなたでも参加可(定員:320名)

◯参加方法:事前申込不要

◯入場料・参加費:参加無料

◯プログラム(概要)
 1 映画「凍りついた魂〜袴田巖に襲いかかった死刑冤罪」(2023年/袴田事件弁護団製作、44分)上映
 2 報告「袴田事件再審公判の審理と判決に向けて」………笹森学(弁護士)
 3 メッセージ「判決を前に、そして再審法改正に向けて」………袴田ひで子
 4 講演「『それでもボクはやってない』から再審法改正に向けた市民としての取り組みへ」………周防正行(映画監督)
 5 ミニディスカッション「再審法改正の必要性について」………周防正行、袴田ひで子、笹森学、秀嶋ゆかり(弁護士)

◯チラシはこちら

◯主催:北海道弁護士会連合会

◯共催:旭川弁護士会、釧路弁護士会、札幌弁護士会、函館弁護士会、日本弁護士連合会

◯問い合わせ先:弁護士法人中山・青木法律事務所(青木康之弁護士)
 TEL:011-233-3070

(2024年09月03日公開)


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