7月6日、〈死刑囚の実情と死刑執行の実態を考える〉市民集会を、仙台弁護士会が開催


 2023年末時点で、112か国がすべての犯罪に対して死刑を廃止し、144か国が法律上または事実上、死刑を廃止している。2023年は少数の後退の動きはあるものの、死刑廃止に向けた前進は続いているといえる(アムネスティ・インターナショナル調べ)。

 本年2月に、「日本の死刑制度について考える懇話会」(座長:井田良・中央大学大学院教授)が発足し、秋までに死刑制度のあり方について提言をまとめ、国に提出するとしている。日本において、死刑存廃の議論は活発になされているが、いまだ立法の段階にいたっていない。

 仙台弁護士会は、7月6日(土)、同弁護士会館で、「死刑囚の置かれた実情と死刑執行の実態を考える市民集会——事実を踏まえた死刑存廃についての議論のために」を開催する。

 死刑制度の存置・廃止の議論をする前提として、現在の死刑制度にどのような問題が存在するのか等を、死刑囚の置かれた実情と死刑執行の実態を踏まえて考える。

◯テーマ:「死刑囚の置かれた実情と死刑執行の実態を考える市民集会——事実を踏まえた死刑存廃についての議論のために」

◯日時:2024年7月6日(土)13:30~16:30

◯場所:仙台弁護士会館4階大会議室

◯事前申込み:不要。会場で直接申込みを受付

◯参加費:無料

◯プログラム:
 ・DVD「絞首刑を考える」(大阪弁護士会製作/25分)の上映
 ・基調講演「私の見た死刑執行」(仮題)………野口善國(弁護士)
 ・パネルディスカッション………野口善國(弁護士)、柳川朋毅(「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク)、鎌田さゆり(衆議院議員)

◯チラシはこちら

◯主催:仙台弁護士会

◯共催:日本弁護士連合会、東北弁護士会連合会

(2024年07月02日公開)


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