KONANプレミアプロジェクト「多分野の力を集結して『えん罪救済』に取り組むプロジェクト」は、3月30日(土)、神戸市内の甲南大学・岡本キャンパスで、「神戸質店事件」に関するシンポジウムを開催する。
神戸質店事件は、2005年に神戸市内の質店で発生した強盗殺人とされる事件である。緒方秀彦さんは、強盗殺人で起訴されたが、2008年6月、一審・神戸地裁(岡田信裁判長)は無罪を言い渡した。しかし、2009年9月、大阪高裁(小倉正三裁判長)は一審無罪判決を破棄し、無期懲役の有罪判決を下した。最高裁の上告棄却決定で無期懲役が確定して、現在岡山刑務所に収監されている。緒方さんは一貫して無実を主張している。本件では特に目撃証人の取扱いに問題があり、再審請求を準備している。
心理学者の厳島行雄氏、神戸質店事件弁護団(戸谷嘉秀氏、川﨑拓也氏、湯浅彩香氏)、IPJ学生ボランティア(甲南大学)らが、同事件の現状と問題点を浮き彫りにする。
○テーマ:再審請求に向けて 神戸質店事件
○日時:3月30日(土)14:00~17:00(開場:13:30)
○場所:甲南大学・岡本キャンパス8号館2階824教室
○プログラム:
1 はじめのあいさつ
2 神戸質店事件の概要
3 目撃証言実験について
4 目撃証言の問題点
登壇者:厳島行雄氏
5 パネルディスカッション
登壇者:神戸質店事件弁護団(戸谷嘉秀氏、川﨑拓也氏、湯浅彩香氏)
厳島行雄氏
6 質疑応答
7 支援者の方々より
8 おわりのあいさつ
○申込方法:参加無料・要事前申込み。こちらよりお申し込みください。
○主催:KONANプレミアプロジェクト「多分野の力を集結して『えん罪救済』に取り組むプロジェクト」
○共催:甲南大学IPJ学生ボランティア、一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)、龍谷大学犯罪学研究センター
(2024年03月19日公開)