弁護活動の結果は問いません。新人として悩んだり苦しんだりしながら、時には周囲の助けも得て、熱意や工夫あふれる弁護活動を展開するさまは、他の弁護士や弁護士を志す者の参考となり、ベテランに初心を思い起こさせることになります。
これまでの受賞作は、以下のような点が評価されました。
・事件の全体像を正確に把握している。
・弁護人の主張するケースセオリー(あるいはアナザーストーリー)が明確に立てられ、そのケースセオリーに説得力がある。
・捜査・公判段階において、刑事訴訟法の知識を利用した有効な弁護活動がなされている。
・捜査弁護・公判弁護を通じ、弁護人の「努力」の跡が見られ、「情熱」を感じることができる。
・独創性や工夫の跡が見られる。
・一定の成果が見られる。
・弁護活動が感銘を与え、新人弁護士をしてよい弁護への動機づけとなるようなものである。
多くのご応募をお待ちいたしております。
[応募資格]
2024年7月31日現在で弁護士登録から5年以内の方(ただし、レポートで取り上げる事件は、登録から3年以内に受任したものであること)。
[応募方法]
自薦の場合=自分が担当した刑事事件(起訴前・起訴後を問わず)から1つを選び、以下の要領でレポートにまとめて、氏名・修習期・連絡先を明記のうえ下記の送付先までお送りください。
◯構成
1. 事件の概要
2. 弁護のポイント等
◯書式(制限字数)
A4判(縦置き)横書き(片面のみ使用)
35字×40行×6枚(8400字)以内
※メールで送付の場合はワードかテキスト形式で保存したもの
◯注意事項
・弁護団事件等の場合、応募者自身の活動をメインに執筆してください。
・レポート以外の参考資料は、匿名処理を施した判決文・決定文のみ受け付けます(ただし、審査の過程で他の資料の提供をお願いすることがあります)。
・参考資料としてお送りいただいた判決文・決定文は、LEX/DB(TKC運営判例DB)に収録いたします。収録につき差し障りのある場合は応募の際にお伝えください。
・審査は応募者の名前を伏せて行いますので、レポート文中で応募者や関係者の名前がわかるような書き方はしないでください。
・レポートにはページ数を入れてください。
・他薦の場合=候補者の氏名・連絡先・推薦理由と、推薦者の氏名・連絡先を、下記の送付先までお送りください(締切日にご注意ください)。本誌より候補者の方に、レポート執筆を依頼いたします。
[締切]
自薦の場合=2024年7月31日(水)消印有効
他薦の場合=2024年6月28日(金)消印有効
[発表]
季刊刑事弁護121号(2025年1月発行)誌上
[賞]
最優秀賞(1名)……賞金10万円
優秀賞(2名)……賞金5万円
特別賞(該当者がある場合)……賞金3万円
受賞者のレポートは、本誌に掲載いたします。
[選考]
本誌編集委員等で構成する選考委員会で選考します。
[レポート送付先・問合先]
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-10 八ッ橋ビル7階
現代人文社 「季刊刑事弁護新人賞」係
Tel:03-5379-0307 Fax:03-5379-5388
E-mail: shinjin-sho@genjin.jp
[主催]株式会社現代人文社
[協賛]株式会社TKC、刑事弁護オアシス
(2024年01月22日公開)