CrimeInfoは、世界人権デー企画として映画『死刑―Guilty―』(日本語字幕/2017年/56分)を上映したが、このほど、そのオンライン無料視聴(期間限定)の受付を開始した。
この映画は、2005年にインドネシアで逮捕されたオーストラリア人グループ「バリ・ナイン」のうちの一人、2015年に死刑が執行されたマイラン・スクマランの最後の72時間を、実際の映像と再現ドラマで描く。
CrimeInfoには、この映画を視聴された方から「映画を観て、涙が止まりませんでした」「ドラマティックで見ごたえがありました。家族の葛藤や絵画への情熱など感情を揺さぶられる体験です。薬物で死刑という、日本とは異なる刑罰の国のことであっても、刑務所施設での人権を含め考えさせられました」など、たくさんの感想が寄せられた。
この度、制作側の「日本で一人でも多くの人にこの映画を観てもらいたい」という希望があり、CrimeInfoでは、同団体サイトからオンラインで視聴することを可能にした。
○視聴期間:
・2023年12月25日(月)〜12月31日(日)
・2024年1月1日(月)〜1月7日(日)
○申込み方法:無料 下記のURLから申し込む。
https://www.crimeinfo.jp/seek-the-death-penalty/guilty/
申込後、CrimeInfoから動画視聴のためのURLとパスワードをお送りします。
セミナーやイベント、授業での上映も受け付けております。
また、世界人権デーで本編上映前に行われた佐藤舞(オーストラリア・モナッシュ大学犯罪学准教授・CrimeInfo副代表)による解説も公開している。マイラン・スクマランの執行及び麻薬犯罪による死刑をとりまく国際事情、この死刑執行後のオーストラリア政府の動き、そして、”国境を超える死刑制度”についても話が及んでいる。
※映画の予告編がYouTubeで公開されている(日本語字幕なし)。
(2023年12月29日公開)