12月16日(土)、一般社団法人東京TSネットは、同セミナーVol.11「刑事事件における情状鑑定〜トラウマインフォームドケアの視点を踏まえて」を開催する。
刑事事件で鑑定といえば、責任能力についての鑑定を思い浮かべる人が多いと思われる。これに対して、情状鑑定とは、心理学等の専門的知見を用いて、被告人の背景事情や心理状態などを分析し、犯行に至る経緯や機序等を明らかにする鑑定である。そこで明らかになった被告人の障害や行動上の特性は、今後の支援のためにも重要なヒントが得られることも少なくない。
また、近時、被疑者・被告人にはトラウマ体験を抱えている人も多く、トラウマに対する理解やそれを踏まえた対応、トラウマインフォームドケアの重要性が指摘されている。
今回のセミナーでは、情状鑑定の経験も豊富な村尾泰弘氏(立正大学社会福祉学部教授)を講師に迎え、情状鑑定の実際を学び、支援に活かしていく方法について、トラウマインフォームドケアの観点も踏まえながら考える。
村尾氏は家庭裁判所調査官として少年非行や離婚など多くの家庭問題にかかわった後、現在は、立正大学社会福祉学部教授、NPO法人「神奈川被害者支援センター」、家族心理士・家族相談士資格認定機構の理事長に就任されており、臨床心理士・公認心理師としても活動している。
○テーマ:東京TSネットセミナーVol.11「刑事事件における情状鑑定〜トラウマインフォームドケアの視点を踏まえて」
○日時:2023年12月16日(土)14:00〜17:00
○方法:会場とオンライン(Zoom)の並行開催
※ 会場/株式会社TKC東京本社2F
○講師:村尾泰弘(立正大学社会福祉学部教授)
○参加費:2,000円(学生は無料)
○申込み方法:以下のPeatixから申込む
https://tokyo-ts-seminar11.peatix.com
○主催:一般社団法人東京TSネット
(2023年12月12日公開)