12月17日、CrimeInfoが、世界人権デー企画・映画『死刑―Guilty―』をオンライン上映


 12月10日は世界人権デーである。今年は、1948年12月10日に国連総会で世界人権宣言が採択されから75年という節目の年にあたる。

 この世界人権デーに際し、CrimeInfoは、映画『死刑―Guilty―』をオンラインで上映する。

 2005年、インドネシアのバリ島で9人のオーストラリア人が麻薬密輸の容疑で逮捕された。彼らは「バリ・ナイン」と呼ばれ、首謀者のアンドリュー・チャンとマイラン・スクマランは死刑を宣告され、2015年4月29 日に処刑された。オーストラリアで最も権威ある肖像画のコンクール・アーチボルド賞の受賞者であるベン・キルティの指導の下、優れた芸術家ともなった死刑囚、マイラン・スクマラン。その最後の 72 時間を、実際の映像と再現ドラマで描く。

 この映画は、2017年にオーストラリアで制作され、本邦初公開。CrimeInfoが日本語字幕の監修を担当した。

○テーマ:世界人権デー企画・映画『死刑―Guilty―』(2017年。監督:Matthew Sleeth、脚本:Matthew Sleeth Matthew)オンライン上映

○開催日時:12月17日(日)13:00~14:30

○参加無料・要事前申込

○詳細はこちらから。

予告編がYouTubeで公開されています(日本語字幕はありません)。

 なお、CrimeInfoは、2023年10月12日に開催された2023年死刑廃止デー企画・北村泰三さんの講演「死刑の当日告知・即執行は国際人権法違反」の動画を公開している(質疑応答以外の講義部分のみ)。

 国際人権法の基本から分かり易くかつ丁寧に説き起こされており、日本政府の人権に対する取組みが世界からどのような目で見られているのか、その一端が解説されている。

(2023年12月11日公開)


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