12月10日、刑事司法及び少年司法に関する教育・学術研究推進センターが、講演会「受刑者の出所後支援を考える——社会参加と再犯防止」を、東京で開催


 12月10日(日)、特定非営利活動法人刑事司法及び少年司法に関する教育・学術研究推進センター(ERCJ)は、毎年恒例の守屋賞などの表彰式と講演会を、東京で、会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催する。今年のテーマは、「受刑者の出所後支援を考える——社会参加と再犯防止」である。

 近時、再犯率の上昇に伴う再犯防止策の提示(第2次再犯防止推進計画)や裁判員制度下での受刑者処遇への関心の高まりを受け、刑務所における処遇のあり方やその前後の施策(いわゆる「入口支援」「出口支援」)の検討が進んでいる。

 この問題は、裁判~受刑~出所という時間的にも空間的にも幅の広い問題であり、到底短時間では論じられない。そこで、今回は、主に「出口支援」に焦点を当てることとした。講演会では、更生保護の理念や歴史的経緯の解説、そして、生活再建支援の実践について広く知ってもらうために、支援活動に携わる方々にお話をうかがい、その実情と課題について考える。

○テーマ:【第11回講演会】受刑者の出所後支援を考える――社会参加と再犯防止

○日時:2023年12月10日(日)13:00〜17:00(12:30開場)
 会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催

○参加費:無料・要事前予約・定員制限有り

○参加方法:会員以外での参加希望者は、12月5日(火)頃までに、①お名前、②会場参加・オンライン参加のどちらか希望か、③何で講演会を知ったか、を記入のうえ、メールにて(ercj@ercj.orgまで)申し込む。会場とオンラインとも、定員に余裕があれば参加できる。

○会場:株式会社TKC 東京本社2階(東京都新宿区)

○プログラム:
 【第1部】第11回守屋賞・第7回守屋研究奨励賞の表彰式
 【第2部】講演会/受刑者の出所後支援を考える——社会参加と再犯防止
   1 講演/更生保護をめぐる理念の変容と課題——福祉との連携における出口支援を中心に………土井政和(九州大学名誉教授)
   2 刑務所を出所した人のくらしを支える方々に聞く「刑事施設出所者の生活再建支援の実践………又野信也(保護司) 、西原実(保護観察官)、金澤真理(大阪公立大学)ほか1名を予定
   3 コメント/自律的な生活再建を支える専門家の役割
    ・刑事政策的・比較法的観点から………安田恵美(國學院大学)
    ・社会福祉的観点から………篠崎ひかる(立教大学)
   4 質疑応答
   5 総括………金澤真理

○主催:特定非営利活動法人刑事司法及び少年司法に関する教育・学術研究推進センター(ERCJ)

○問い合せ先:電話:03-6744-0354 FAX:03-6744-0354
       メールアドレスercj@ercj.org

(2023年11月27日公開)


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