5月19日、20日に、死刑制度に関する集会などが開かれる


 5月19日(木)と20日(金)に、死刑制度に関する集会と講演会が、東京で開かれる。いずれもオンラインでも参加できる。

 1つは、死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90主催の「死刑制度を考える議員と市民の対話集会」である。

 フォーラム90では、昨年12月21日に行われた3名に対する死刑執行に抗議する集会を1月26日に開催した。その場で5名の国会議員の方から、現行の死刑制度の問題点や、廃止に向けての思いが寄せられた。そこで、あらためて死刑制度の何が問題なのか、この問題を国民的議論や政策提言につなげていくにはどうしたらよいのか、国会議員と意見交換し、ともに考える。

 もう1つは、日本弁護士連合会主催の「第31会期国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)サイドイベント『国民世論と死刑廃止のプロセス』」である。

 死刑廃止条約が成立してから30年を超えるが、世界における法律上および事実上の死刑廃止国は、144か国(2020年アムネスティ・インターナショナル発表)となっている。その死刑廃止のプロセスはさまざまで、なかでも国民世論の動向は常に大きな影響を与えている。本イベントでは、わが国で実施されている死刑制度の世論調査や各国の死刑廃止に向けたプロセスを踏まえ、世論が死刑制度の廃止にどのような影響を与えるかを議論する。

【死刑制度を考える議員と市民の対話集会】

○日時:2022年5月19日(木)18時30分~20時(開場18時)

○場所:衆議院第一議員会館 大会議室

○入場無料 会館1階出入口で入館証を配布する。

○オンライン視聴はこちらから。

○主催:死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90、公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

○問合わせ先:ファーラム90実行委員会
 〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所 気付
 電話:03-3585-2331

【第31会期国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)サイドイベント「国民世論と死刑廃止のプロセス」】

○日時:2022年5月20日(金)15時〜15時50分

○参加方法:事前申込不要。Zoomウェビナーによるオンライン開催(14時50分頃からアクセス可能)
 Zoomのリンクはこちら。パスコード:44451

○プログラム(日英同時通訳有り):
・講演/佐藤舞(モナッシュ大学准教授)
・講演/ロバート・ダンハム氏(Death Penalty Information Center代表)
・講演/ラファエル・シュヌイユ=ハザン氏(Ensemble contre la peine de mort代表)

○主催:日本弁護士連合会

○共催:駐日フランス大使館、特定非営利法人CrimeInfo、Monash University Eleos Justice

○後援:駐日EU代表部、駐日オーストラリア大使館

○問合わせ先:日本弁護士連合会 法制部法制第二課
 電話:03-3580-9985

(2022年05月17日公開)


こちらの記事もおすすめ