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依頼人とのコミュニケーションを円滑にするための刑事弁護必修用語集
質屋。グニとは「5」と「2」のこと。足すと「7」(ヒチ)になることから。窃盗犯が主に使用する。「グニ屋を信用したらあかん。警察に繋がっとる。ポリとツーカーや」。
もっぱら盗品を買うヤミ商人(盗品有償譲受)。【語源】ニセモノの家系図を買うことから。
ほとんど価値のない不動産を高く売りつける詐欺。更に原野商法によって二束三文の土地を買った人に「その土地を買いたい人がいます」と騙し、測量代を取る詐欺もある。
パチンコや競馬、ギャンブルなどの「必勝法」として、ほとんど価値のない情報を売りつける。
競馬場などで親切に近寄ってきて指南する者。的中すれば脅かして金を取る。「あっ! どこかで会いましたな」と近寄ってきて、「実は秘密の情報ありますんねん」と指南するコーチ詐欺である。
強盗や強姦などの重い事件一般のこと。「ええか。ゴウのつく事件だけはするな。刑が高い」。
以前は、日雇労働者やホームレスの戸籍の購入が主流であったが、現在はネット上での売買が多い。
文字通り殺人を請け負う者のことだが、日本では実際プロとして継続的に殺人を生業としている者はいないのではないか。むしろ、「殺し屋に頼んで始末させるぞ」と脅迫に使う方が一般的である。特に「中国から殺し屋を呼んで」など外国人の存在をにおわすことでリアルになる。
言べんのつく犯罪。詐欺。「あんた、何しましてん。ワシァ、ゴンベンですわ。人間、生きてるうちに頭を使わなあきまへんで」と刑務所で自慢する者もいる。一応知能犯。
刑務所内でのホモ関係。カッパが男役でアンコが女役。【語源】深海魚のアンコウは何でも口に入れることから。「出所後もカッパからストーカーされてますねん」。