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依頼人とのコミュニケーションを円滑にするための刑事弁護必修用語集
代紋、組織名。「あのガキ、どこのカンバン背負うてまんねん」。
ヤクザとしての地位。器量。「ワシとは貫目が違います」。
暴力団の必要経費。「今月は消モンが多かった」。
現役の暴力団と密接な関係にある会社経営者などを指す警察用語。現在、暴対法が強化され、「企業舎弟」では露骨過ぎるので「フロント」といわれることの方が多い。
子分から親分や兄貴分に盃を返すこと。「なにが破門じゃい。上等じゃ、こっちから逆縁したるわい」。
事情があって、組に身を預ける。俗にいう「草鞋(わらじ)をぬぐ」。正式な組員ではないが、喧嘩や抗争が起これば加担しなければならない場合もある。
兄弟の盃をする。 ①「ノレン兄弟」(同じ組に属し、同じ地位)、 ②「飲み分けの兄弟」(組が異なるとき)、 ③「五厘下り」(五分五厘と四分五厘の関係)、 ④「回り兄弟」(兄弟分の兄弟分との関係)がある。全く対等のときは、お互いに「きょうだい」と呼び合う。
他組織や敵対勢力を説得や圧迫して、自組織に移籍させること。
銀座にある住吉会系列の有力組織のこと。
派閥の組長らが集結して、親分を引退させたり、組を脱退したりする。武力によるクーデターや説得による「無血クーデター」など。