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依頼人とのコミュニケーションを円滑にするための刑事弁護必修用語集
被害者の省略語。「ガイシャは二人ともケガしとる」。
可愛がる者に対して利益を与える。「カオヅケや。コーラでも飲め」。
捜査官が被疑者に知らせずに確保していると思われる証拠。「かくし球が怖かったけど、サツのカマシでしたわ」。
捜索差押する。「ガサ入れ」ともいう。「サガす」の逆語。令状は「ガサ状」「フダ」ともいう。
家宅捜索に入る。「きっちりカチコんだれよ」と上司が部下に気合いを入れる。別に、ヤクザの「カチ込み」は抗争で発砲などすることなので要注意。
自供させる。「カチ割ったらんかい。チンタラするな」との上司の叱咤が部下の捜査員に飛ぶ。
逮捕する。「今日は4課のガラ取りや。応援に行ってきます」。【語源】身柄(みがら)から。被疑者のことをまるで物体扱いする。
かつて大阪地方裁判所本館地下にあった「仮監獄」の略称である。今では新館地下にある大阪拘置所の「出廷留置場」をいう。法律上「監」の用語はなくなっているのに、現在も刑務官の実務では、「カリカン」と呼ばれている。弁護人は公判の前後にここにある接見室(4室)で接見できる。被告人にとって大切な接見の機会である。
被疑者を取調室に出さず、留置施設の中に長く置いたままにして苦しめる。被疑者にとって、取調べのないことの方が苦しい。「いつまでも否認しとけ。カンヅメのままにしとったらあ!」。他方、「畳が腐るまで座ったる。カンヅメなんかに負けるかい」と性根が座っている者もいる。弁護人は、被疑者の留置状況を把握し、適宜激励することが重要である。
交友関係の捜査。聞き込み。