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依頼人とのコミュニケーションを円滑にするための刑事弁護必修用語集
密売人自身が客に覚せい剤を届ける。「交通費は別でっせ」。
覚せい剤を小売りする者。特に路上で密売する者を「売り子」「立ちん坊」という。
合法といって売られていた粉末状の違法薬物の総称(違法薬物に指定された「α-pvp」を含むものもある)。
覚せい剤を計って0.5グラム、0.25グラムなどのパケ袋をつくる電子秤。マニアックな天秤ハカリを使っている者もいる。「電気の数字なんか信用できん。天秤が一番や」。
不良品の覚せい剤。一瞬にして効果が消える。「これバクダンでんがな」。
覚せい剤を小分けして入れるチャック付ビニール袋。ふつう、「ワンパケ」(約0.2g~0.25g)で1万円。西成などで密売しているのは、このワンパケの覚せい剤。覚せい剤の仕入単価によって量が変わる。覚せい剤の量について、警察ではミクロスパーテル計量器でグラニュー糖をすくわせて計る。一杯あたり約0.015グラムになる。
違法薬物を海外から持ち込む役割の者。「天敵は麻薬犬です。常日頃から犬には優しくして、犬に好かれるようにしています」。全く無関係の者が「運び屋」に仕立てあげられることがある。何も知らずに違法薬物の運搬をさせられる者を「ブラインドミュール」という。
MDMAのこと(向精神薬)。【語源】「エクスタシー」のXから。スーパーマン(「S」)など多種類がある。
大麻、マリファナ(大麻取締法違反の対象)。「クサ」「ガンシャ」「緑のモノ」「緑ちゃん」ともいう。使用は処罰規定がなく、所持のみが処罰される。
大麻の花粉を集めて固めたもの。