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依頼人とのコミュニケーションを円滑にするための刑事弁護必修用語集
抗争において、被害の均衡が取れること。そのために「手打ち」まで時間を要することもある。「血のバランス」とも呼ばれ、面子を重んじるヤクザ組織にとっては重要なこと。
暴力団組織同士の喧嘩。「抗争」「ドンパチ」「火吹く」「音鳴る」ともいう。「うちはいつでも火を吹かすで」。
抗争を終結させる和解。「仲裁人」が奔走する。「あの親分が仲裁に入ったから、これで抗争も終わり、手打ちになるやろ」。「手打ち破り」は、手打ちの条件をホゴにしたり、再び仕掛けたりすること。「手打ち破りは向こうや」。
わざと喧嘩を吹っかけるために積極的に暴れる無法者。また、喧嘩抗争の先陣をきる者。「鉄砲玉を飛ばした」。【語源】行ったきりで戻ってこないことから。
拳銃の入手先。「ワリァ、出どころを吐かんと組を潰してまうぞ」と刑事が恫喝する。
手の平の中に入るような小型の拳銃。護身用。
殺して相手の事務所に送り届けるとの意味。つまり殺害すること。「戸板に乗せて返してこい」。売り言葉に買い言葉で、現在では実際にそんな時代劇のようなことはしない。昂揚した暴力団言葉。
ロシア製のトカレフ拳銃のこと。
刃物のこと。匕首(あいくち)。
拳銃、ショットガンなど一般。