4月14日

分（ぶ）落とし

野球賭博で、客を紹介した仲介者等に配当を渡すこと。

4月15日

札を吊（つ）る

「サイ本引き」賭博などで札を隠し持つこと。「あいつは札を吊り、仕事をしよる」。つまり「イカサマ師」である。

4月16日

ぶつ

関東地方では、博打は「打つ」ではなく、「ぶちに行く」と言うことがある。

4月17日

盆ござ

本引きが行われる白布の場。

4月18日

盆付

賭場に常駐する者。

4月19日

盆守（ぼんもり）

博打場では「賭場荒し」が出ることもあるので強力組織が後楯をすることがある。「あそこの盆はワシとこが守りしてまんねん」。別に、賭客の不正行為の監視を行う者をいうこともある。

4月20日

曲がり屋

博打で損ばかりしている者。「あの曲がり屋みたいになったら終わりや」。

4月21日

不見てん（みずてん）

札を見ずにカンだけで思い切りよく張る。ここから、この博打用語が一般に使われ、カンで行動することをして「不見てんでいこか」といわれる。

4月22日

目腐れ金

借りたくもないが、胴元から仕方なく借りてしまうわずかな金。

4月23日

目安札

１から６までの数字を表す木札。胴師は手拭いの中に挟んだ札の数字をまず木札から取り右端に置く。そして紙下を開けて数字を見せる。木札と豆フダが合っていなければ「チョンボ（失態）」となり、全員に客が張った金をつけなければならない。