12月2日

ノミ（呑み）屋

公営ギャンブルを私的に利用して商売する犯罪（競馬法、自転車競技法、モーターボート法の各違反）。顧客を集め、張り手から注文を受け、的中すれば配当を渡す。その仕事をする店舗を「ハコ」という。「ハコ」の意味は多様である。

12月3日

ハイエナ

ゲーム屋や違法ネットカジノで後から来店し、前に叩いていた者のゲームをし、勝ち逃げをする者。「あいつはハイエナばっかりしやがって」。

12月4日

ハイナシ

無銭で博打をすること。関東方面で使う。「ハイナシでいくか」。関西では、「銭（ゼニ）ナシでいてまうか」。

12月5日

ハカ行く

博打で負けてスッテンテンになる。【語源】墓に入るしかないから。「えらいハカ行ってもうて、嫁に怒られましたんや」。

12月6日

走（はし）り

雑用係。「図利」の幇助犯。おしぼりやお茶などを出すときにもタイミングを見極めなければならず、なかなか難しい。一般的に「パシリ」と呼ばれるのは博徒修行中の若者。

12月7日

場銭（ばせん）

賭博をしているその場にあるお金。「場銭をさらいました」。別に、テキヤの露店の「ショバ代」の意味にも使うことがある。

12月8日

パチプロ

パチンコあるいはパチスロからの収入だけで生計をたてている者。

12月9日

バッタ巻き

関東の盆でする本格博打。

12月10日

半ちょう乗り

博打で半分だけ相乗りする。ここから、薬物の仕入などのときにも「半ちょう乗りまへんか」「頼んます」といったやりとりがなされる。

12月11日

ハンデ師

野球賭博で、試合の「ハンデを切る」者。「巨人阪神、巨人から1.5ですわ」というのは、巨人が1.5点を阪神に与える。ハンデから見て張り方を「出しからいく」「もらいからいく」とか表現する。