用語カンヅメにする
解説 | 被疑者を取調室に出さず、留置施設の中に長く置いたままにして苦しめる。被疑者にとって、取調べのないことの方が苦しい。「いつまでも否認しとけ。カンヅメのままにしとったらあ!」。他方、「畳が腐るまで座ったる。カンヅメなんかに負けるかい」と性根が座っている者もいる。弁護人は、被疑者の留置状況を把握し、適宜激励することが重要である。 |
知ってる? KEIBEN用語とは?
それぞれの業界には、必ずその世界で使われる独特な用語があります。“刑事弁護業界”も例外ではありません。
下村忠利弁護士が、弁護活動の中で見聞きしたそうした用語を集め、その意味や使用例の解説を付し、『刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典』(現代人文社)として1冊の本にまとめています。
この〈ふくろう日めくりカレンダー〉(イラスト:田智然)に、そこから精選して一日一語ずつを収録しました。あなたは、この中のどのくらいを知っているでしょうか。どうぞ一日一語をお楽しみください。