連載 先端的弁護による冤罪防止プロジェクト

先端的弁護による冤罪防止プロジェクト、始動!
第2回

支援事業の現状と申請から支援まで

宇野裕明 弁護士


⬛︎1 現在の支援状況の概観

 先端的弁護による冤罪防止プロジェクトを運営する財団は、2022年8月9日に法人格を取得しました。

 設立中の段階で8件の支援を行いました。さらに設立後、16件の支援を行っており、現時点で合計24件の支援を行っています。そのうち、資金支援が17件、総合支援が7件となっています。資金支援については、まだ支出が確定しておらず支援が実行されていないものもありますが、現在までに総額で1,000万円を超える支援決定を行っています(2022年12月26日現在)。

⬛︎2 申請から支援までの流れ

 当プロジェクトに支援の申請をいただいてから、実際に支援がなされるまでの流れについてご説明します。

 まず、支援の申請にあたっては、当プロジェクトのHPにある「申込み・お問い合わせページ」の「支援の申込用紙など資料の取り寄せ」フォームに必要事項をご入力いただき、送信していただきます 。

 すると、当プロジェクトより申込用紙データなどの資料一式をメールで返信させていただきますので、お手元に届いた申込用紙のデータに必要事項をご入力いただき、メールに添付して申請を行っていただきます。

 申請を受けると、当プロジェクトの担当実行委員による一次審査が開始します。申込用紙のデータの必要事項は簡潔な内容にとどまっているため、必要に応じて、当プロジェクトより追加の事情聴取、資料提供のお願いをさせていただいております。審査に必要な情報・資料が整いましたら、当プロジェクト内にて本審査を行い、支援の可否を決定します。決定の内容は、速やかに申請弁……

(2023年03月10日公開)


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